ヘルペスなどの性病の原因と治し方徹底解明

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HIVとエイズの関係性について

HIVとエイズを同じようなものと混合する人もいますが、実は両者の意味合いは全く違います。
まずHIVはヒト免疫不全ウイルスというウイルスの名前で、様々な細菌やカビ、ウイルスなどの病原体から体を守るTリンパ球やCD4陽性細胞などに感染するという特徴があります。

一方のエイズは後天性免疫不全症候群とも呼ばれます。
HIVがTリンパ球やCD4陽性細胞に感染すると、これらの細胞の中でHIVが増殖していき、免疫が次々に破壊される事になります。
そしてその結果、普段では感染しない病原体にも感染しやすくなり、様々な病気を発症する事になるのですが、この状態になってエイズと診断されます。

HIVと聞くと真っ先にエイズの事を思い浮かべる人も多いですが、HIVに感染したからといってすぐにエイズを発症する訳ではありません。
まずHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染初期は体の中でウイルスが急激に増加するため、感染して2~3週間後に高熱や頭痛、筋肉痛などのような症状が現れる人もいます。
ただし高熱などは普通の風邪でもありうる症状なので、この時点でHIV感染に気付く人はほとんどいません。
またピークが過ぎると、自然に症状も治まっていきます。

感染初期の症状が治まると、特に自覚症状のない無症状期に入ります。
この無症状期の期間は個人差があり、2年ぐらいの人もいれば10年以上続く人もいます。
無症状期は健康な人と同じように普通に過ごす事が出来ますが、体内ではCD4リンパ球の数も減っていくので、免疫機能も徐々に下がっていきます。

免疫機能が低下するとしつこい下痢や酷い寝汗、体重減少などの症状が出てきます。
さらに健康な人では問題にならないウイルスや細菌などによって様々な病気に感染しやすくなります。
ニューモシスチス肺炎やサイトメガロウイルスなど厚生労働省が定めた代表的な23疾患のうち、一つでも発症した時点でエイズ(後天性免疫不全症候群)と診断されます。

エイズの感染力や感染経路とは?

現在は医療も進歩してきており、HIVに感染しても早い段階から治療を開始すれば、健康な人と同じように過ごす事ができ、エイズの発症を遅らせたり、防いだりする事も可能です。
もしエイズを発症してから発覚したとしても治療法が定まっているので、すぐに死に至る病気という訳ではありません。
それでも完全にウイルスを体内から排出する事は出来ないため、完治は期待出来ません。
まだワクチンも開発されていない事もあり、今でもなお恐れられている病気と言えます。

完治する事が見込めない現段階では、HIVに感染しないよう予防に努めるしかありません。
そもそもHIVは人の体の中でしか生きる事が出来ず、空気や水に触れれば感染力を失う弱いウイルスです。
そのため接触感染や空気感染する事もなく、軽いキスや食事、電車のつり革、握手など日常生活から感染する事はありません。
HIVの感染経路は限られています。

まずHIVは人の血液や精液、膣分泌液、母乳などに多く含まれており、これらを介して感染となるので、性的感染と血液感染、母子感染の3つに絞られます。
この中で最も患者数が多いのが性行為によるもので、女性なら膣粘膜から、男性は亀頭部分の細かい傷からHIVが侵入して感染します。

特に男性同士の性行為となると、腸管粘膜に精液が侵入するので刺激に強い膣よりもリスクは高くなります。
血液感染は輸血や注射器・注射針の使いまわしです。
輸血について現在は厳格な検査を行っているので安全とされていますが、それでも100%ではありません。
また母子感染は出産時の産道や母乳哺育、胎内感染が挙げられますが、最近は妊娠初期にHIV検査が行われるようになっており、適切な母子感染予防対策を実施する事で、胎児への感染を抑える事が出来ます。